モバイルバッテリー機内持ち込み注意点(2025年7月版)
国土交通省が航空関係団体に協力を要請し、JAL・ANAなど国内主要航空会社も7/8からルールを統一しました。
どのモバイルバッテリーなら機内に持ち込めるの?
変わったルールや注意点を確認してみましょう。
※本記事では、国土交通省の指針などに基づいた一般的なルールを紹介しています。
最終的な判断は各航空会社に委ねられているため、航空会社によりルールが異なる場合があります。
渡航前には、必ず利用する航空会社の最新の規定を確認してください。
こんな事故が…
2025年7月20日 山手線内でモバイルバッテリーの発火事故が発生
…リコール対象の製品だったことが判明しました。
電動アシスト自転車のバッテリーから、走行中に火災が起きる事故も…
ここ数年で電動アシスト自転車の火災事故が何倍にも増えています。
このような事故を受け、モバイルバッテリーなど、
リチウムイオン電池を使用した製品の安全対策が強化されています。
【変更された主なルール】
①座席上の収納棚への収納は禁止
手荷物として持ち込む場合でも、「頭上収納棚には入れてはいけません」。
万一の異常発熱・発煙時にすぐ発見できるよう、「手荷物ポケット」や「座席下」に収納してください。
②充電は目の届く場所で
機内でスマホ等を充電する際や、モバイルバッテリー本体を機内電源で充電する際は、必ず目の届く範囲で行います。収納棚や荷物の奥、衣服で覆った状態で仕様するなど、視界に入らない場所での充電は禁止です。
【飛行機を利用する際のモバイルバッテリー基本ルール】
◯機内持ち込み ×預け入れ手荷物
モバイルバッテリーは必ず「機内持ち込み手荷物」に。
預け入れは禁止です。
貨物室内で発火が起きた場合、すぐに対応できず、大きな事故に繋がる可能性があるため、
モバイルバッテリーの預け入れが禁止されています。
持ち込める容量 (Wh) と個数制限
機内持ち込み可能なモバイルバッテリーには、容量 (Wh) と個数に制限があります。
モバイルバッテリーには「10000mAh」等「mAh」という単位でバッテリー容量が記載されていますが、
航空会社のホームページでは「Wh」という単位が使用されています。
機内持ち込み可能かを確認する際は、以下の計算式で「mAh」から「Wh」へ変換しましょう。
一般的なリチウムイオン電池の電圧は 3.7V です。
そのため、「10000mAh」のモバイルバッテリーでは、以下のような計算になります。
一般的な「10000mAh」のモバイルバッテリーなら37Whで100Wh以下なので、数量の制限なく機内持ち込み可能です◎
※100Wh超え~160Whのバッテリーについては、一部海外航空会社では事前承認が必要なため、
渡航前に必ず確認するようにしましょう。
容量が不明なモバイルバッテリーは持ち込み禁止!
容量が不明なモバイルバッテリーは持ち込みができません。
PSEマークにも注目
また、そういった安価な製品には「PSEマーク」がないものも…「PSEマーク」は、日本国内で販売される電気製品に対して義務付けられている電気用品安全法(電安法)に基づき、製品が安全基準を満たしていることを示す証明マークです。
一部ネット通販の中には、本来取得すべきである「PSEマーク」を取得していない粗悪品や、取得を偽装したものが販売されています。
安いからといってそういった製品を購入してしまうと、大きな事故に繋がる危険性もあるので、正規販売店で購入するようにしましょう。
破損・膨張しているバッテリーは危険
膨張していたり、破損しているもの、異常な熱を持つものは、非常に危険なので絶対に飛行機に持ち込まないようにしましょう。
もし、モバイルバッテリーにこのような異常が現れたら、すぐに使用を中止し、自治体のルールに従って適切に処分しましょう。
リコール品や非純正品に注意
冒頭の山手線モバイルバッテリー発火事故は、複数の事故が起きているリコール対象品だったことが判明しました。
また、電動自転車の発火事故について、非純正のバッテリーが原因だったこともあります。非純正のバッテリーを使用して本体が壊れたとしても、何の保証もありません。
リコール品や非純正品を使うことで、ご自身や周囲の人、財産を脅かしてしまう危険があるため、きちんとメーカー正規品や、メーカーで検証済のメーカー推奨品を購入するようにしましょう。
また、リコール対象になっていないか定期的に確認するようにしましょう。
【夏場はとくに注意】
モバイルバッテリー使用の注意点
ガイアースでも取り扱いのあるCIOからも、モバイルバッテリー使用に関する注意喚起が出ています。
発火事故等は製品の不具合だけでなく、使用環境や扱い方によっても発生する可能性があるので注意しましょう。
※以下、XのCIO公式アカウント(@cio_jp_official)より引用
【高温・低温環境に弱いです】
特に真夏の車内など、高温環境に放置しないようにしてください。
【衝撃にご注意ください】
精密機器ですので、膨張・変形・焦げ跡などがある、過去に落下させるなど強い衝撃を与えたことがある製品は、即使用を中止してください。
【ケーブルにもご注意ください】
付属品もしくは60Wを超える出力のケーブルを使用する場合はe-Marker搭載のケーブルをご使用ください。
*搭載の有無はご購入されたメーカー様の製品ページよりご確認ください。なお、CIO のケーブルはe-Marker を搭載しております。
【劣化が進みます】
長期間未使用でも、半年に一度は充放電・点検をお願いします。
なお、CIOでは2025年1月より、モバイルバッテリー「SMARTCOBY Ex01」の一部製造ロットにおける自主回収を実施しております。順次回収を進めさせていただいているところですが、回収対象製品が市場に残っている状況です。
お手数とは存じますが、今一度お手元の製品をご確認いただきますようお願い申し上げます。
「SMARTCOBY Ex01」の一部製造ロットにおける自主回収の詳細や、該当ロットの確認方法、回収の申請方法につきましては、こちらからご確認いただけます。
【モバイルバッテリーの安全性に関する重要なお知らせ】
— CIO公式アカウント (@cio_jp_official) July 24, 2025
平素はCIO製品をご愛顧いただき誠にありがとうございます。
近年、モバイルバッテリーによる発火事故が相次いで報道されています。
つい先日も、都内の電車内でモバイルバッテリーが発火し、乗客が軽傷を負う事故が発生しました。… pic.twitter.com/XRT3APutHq
e-Markerって何?
e-Marker(イーマーカー)はType-Cケーブルに搭載されるICチップです。
チップには「対応するUSB規格」「対応する電圧・電流」「製造者情報」「ケーブル長」などの情報が登録され、接続元機器はこの情報を元に適切なデータ通信や電力供給を行い、ケーブルの許容範囲を超えた電力が供給されることはないため、 電子機器の故障を防ぎ、安全な使用が可能です。
ガイアースでお取り扱いのCIO製品、およびアドテック製の100W以上のケーブルが対応しています。
※USB2.0やUSB Power Delivery 60WのType-Cケーブルにe-Markerを搭載することは必須ではないため、 全てのType-Cケーブルにe-Markerが搭載されているわけではありません。
▼機内持ち込み可能!おすすめモバイルバッテリー
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