




トラッキプロ Tracki Pro 4G のスペックと機能
日本国内はもちろん海外でもそのまま利用可能で、10,000mAhの大容量バッテリーを搭載、ハードな環境で長期間の使用に耐えます。
通信方式 | 4G / 3G / 2G / GPS / Wi-Fi|別途SIM契約不要で購入後すぐに海外と日本の携帯電話回線を利用可能です。 |
---|---|
測位衛星 | GPS / みちびき / 北斗 / GLONASS|世界中の代表的なGPS(GNSS)を利用可能です。 |
対応電話回線 | docomo / SoftBank|日本国内では2社の4Gエリアで利用可能、利用可能エリアが広く高精度な測位が期待できます。 |
海外対応 | 195の国および地域|全世界195の国および地域の2G~4Gエリアに対応。SIM差し替え不要で海外で利用できます。 |
測位間隔時間 | 1分~240分|設定できる最短測位間隔1分はGPSはトラッカーとしては最短。 |
バッテリー容量 | 10,000mAh|標準設定の状態で約3ヶ月の稼働時間目安です。利用環境や測位間隔設定などで稼働時間は変わります。 |
防塵防水性能 | IP67|粉塵が内部に侵入せず、水深1mに30分浸かっていても内部に水が侵入しない防塵防水性能になります。 |
動作環境 | -20℃~+60℃|寒冷地から酷暑環境に対応しています。 |
重量 | 266g|GPSトラッカーとしては最も重たいタイプです。 |
寸法 | 幅約90mm×高さ約64mm×厚さ約36mm|GPSトラッカーとしてはかなり大型です。 |
対応アプリ | iOS / Android|iOSとAndroidそれぞれ専用のアプリで管理を行います。 |
基本機能 |
加速度センサー|人や車や電車などの緩加速から急加速までを検知します。 ジオフェンスゾーン|長方形のゾーンを最大5個まで設定でき、エリア内からの離脱を検知します。 ポリゴンゾーン|多角形のゾーンを無制限に設定できます。サーバで処理するのでバッテリーの節電になります。 Wi-Fiゾーン|Wi-Fi電波を利用したWi-Fiゾーンを設定でき、Wi-FIゾーンではGPS測位をしないので節電できます。 道路ゾーン|始点と終点を結ぶルートの一定の幅がゾーンとなります。自動車モード、自動二輪モード、 歩行者モードがあります。 |
管理可能数 | 50端末|トラッキペットの端末を最大50個同時にモニター可能。 |
本体価格 | 36,000円 |
月額利用料 | 660円(使用開始から1年間月額利用料無料!) |
付属品 |
マグネット付きアタッチメント
シール付きアタッチメント 予備ネジ*2 USB Type-C Type-C 充電ケーブル 取扱説明書 |
タイプ別トラッキモGPSトラッカーの特徴
トラッキプロ
Tracki Pro 4G

Tracki Pro 4G の強み
頑丈な外装に守られ耐久性抜群 |
10,000mAh大容量バッテリーで長時間運用 |
バッテリーは容易に交換可能 |
GPSトラッカー最上位機種 |
価格:36,000円 |
トラッキペット
TrackiPet
TrackiPet の強み
脅威の測位間隔5秒でリアルタイム追跡 |
ベルト取付アタッチメント付属 |
軽量で持ち歩きに低負担 |
GPSトラッカーの基本機能をすべて搭載 |
価格:15,180円 |
トラッキモ
Universal 4G
Universal 4G の強み
SOSボタンで緊急時を即通知 |
別売マグネット付きハウジングケース |
小型で設置が容易 |
GPSトラッカーの基本機能をすべて搭載 |
価格:19,800円 |
各種GPSトラッカースペック比較表
左がトラッキモシリーズ、真ん中が廉価版~高機能GPSトラッカーとキッズケータイ、右がスマートトラッカーになります。
※各製品の情報と価格は公式サイトに掲載されている表記に準拠しています
製品 | Tracki Pro 4G | TrackiPet | Universal 4G | Slim 4G | 警備会社系 トラッカー |
キッズケータイ | 見守り向け トラッカー |
スマートタグ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
本体 | ![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
初期費用 | 36,000円 | 15,180円 | 19,800円 | 20,350円 | 7,150円 | 22,000円 | 7,480円 | 4,980円 |
通報費用1回分 | -- | -- | -- | -- | 10,000円 | -- | -- | -- |
月額利用料 |
660円 (1年間無料) |
660円 (3ヶ月無料) |
660円 (1年間無料) |
660円 (1年間無料) |
1,320円 | 770円 | 528円 | 0円 |
2年間合計費用 | 43,920円 | 29,040円 | 27,720円 | 28,270円 | 38,830円 | 40,480円 | 16,984円 | 4,980円 |
SOSボタン | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◎ | ◯ | ◯ | △ |
ライブトラッキング | ✕ | ◯ | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ |
光センサ | ✕ | ✕ | ✕ | ◯ | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ |
加速度センサ | ◯ | ✕ | ✕ | ◯ | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ |
CSVログ出力 | ◯ | ✕ | ◯ | ◯ | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ |
製品 | Tracki Pro 4G | TrackiPet | Universal 4G | Slim 4G | 警備会社系 トラッカー |
キッズケータイ | 見守り向け トラッカー |
スマートタグ |
本体 | ![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
通信方式 | 4G~2G/GPS/Wi-Fi/Bluetooth | 4G~2G/GPS/Wi-Fi | 4G~2G/GPS/Wi-Fi/Bluetooth | 4G~2G/GPS/Wi-Fi/Bluetooth | 4G/GPS/Wi-Fi | 4G/GPS/Wi-Fi | 4G/GPS/Wi-Fi | Bluetooth |
測位衛星 | GPS/みちびき/北斗/GLONASS | GPS/みちびき/北斗/GLONASS | GPS/みちびき/北斗/GLONASS | GPS/みちびき/北斗/GLONASS | 不明 | GPS | GPS/みちびき/北斗/Galileo/GLONASS | -- |
国内対応 | docomo/SoftBank | docomo/SoftBank | docomo/SoftBank | docomo/SoftBank | au | docomo | SoftBank | -- |
海外対応 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ✕ | ✕ | ✕ | △ |
測位間隔時間 | 1~240分 | 5秒、2分~120分 | 1~240分 | 1~240分 | 2分 | 不明 | 1.5~30分 | -- |
対応アプリ | iOS/Android | iOS/Android | iOS/Android | iOS/Android | iOS/Android | iOS/Android | iOS/Android | iOS |
連続稼働時間 (バッテリー容量) |
約3ヶ月間 10,000mAh |
約5日間 500mAh |
約6日間 600mAh |
約6日間 800mAh |
約2週間 1,140mAh |
約13日間 1,500mAh |
約1.5ヶ月間 1,810mAh |
約1年間 240mAh |
防塵防水性能 | IP67 | IP67 | 防水非対応 | IP67 | IP57 | IP68 | IP67 | IP67 |
動作環境 | -20~+60℃ | -20~+60℃ | -20~+60℃ | -20~+60℃ | 不明 | 5~+35℃ | 0~+35℃ | -20~+60℃ |
特筆機能 | 着脱式大容量バッテリー、加速度センサー | ライブトラッキングモード | 別売りマグネットハウジング、別売りバッテリー | 光センサー、加速度センサー、フライトモード | 警備会社通報&通話、かけつけ | 通話機能、SMS、防犯ブザー、カメラ | -- | 不審利用の検知 |
IPXXの左右の数字で意味が変わる
防塵防水性能は「IPXX」という日本工業規格で定められたIPコード表記で表示されています。これは2桁の数字ではなく、それぞれ数字の左側が防塵等級、右側が防水等級の保護性能を表しています。トラッキモは Universal 4G 以外すべてIP67の防塵防水に対応。Universal 4G は、別売りのマグネット付き防水ハウジングに収納することで保護することが可能です。
防塵等級(第一特性数字)の解説
保護等級 | IPコード | 保護内容 | 想定固形物例 |
---|---|---|---|
0 | IP0X | 保護されていない。 | 想定なし |
1 | IP1X | 直径50mm以上の固形物が内部に入らない。 | 拳 |
2 | IP2X | 直径12.5mm以上の固形物が内部に入らない。 | 指 |
3 | IP3X | 直径2.5mm以上のワイヤーや固形物が内部に入らない。 | ワイヤー |
4 | IP4X | 直径1.0mm以上のワイヤーや固形物が内部に入らない。 | ワイヤー |
5 | IP5X | 有害な影響が発生するほどの粉塵が内部に入らない。 | 粉塵 |
6 | IP6X | 粉塵が内部に入らない。 | 粉塵 |
防水等級(第二特性数字)の解説
保護等級 | IPコード | 保護内容 |
---|---|---|
0 | IPX0 | 保護されていない。 |
1 | IPX1 | 垂直落下した水から保護 |
2 | IPX2 | 垂直落下した水から保護 |
3 | IPX3 | 60度までの噴射水から保護 |
4 | IPX4 | 全方向からの噴射水から保護 |
5 | IPX5 | 低圧噴射水から保護 |
6 | IPX6 | 強力噴射水から保護 |
7 | IPX7 | 短時間の水没から保護 |
8 | IPX8 | 長時間の水没から保護 |
GPSトラッカー用途別ピックアップ


トラッキペット TrackiPet

GPSトラッカーはどの製品もおおむね最短の測位間隔が1分以上あるのが普通。実際に端末を探す場合には、捜索対象が動き回ることで最後の位置特定が難しくなりがち。トラッキペットの「ライブトラッキング機能」は測位間隔が5秒とほぼリアルタイムの測位が可能で、他の製品にはない優れた特徴です。

警備会社系トラッカー

警備会社系トラッカーは性能は標準的ですが、他の製品にはない「有料の通報&駆けつけ」機能があります。見守り用途で利用している際に万が一の事態が発生した場合、想像もつかないようなことが起きる可能性を考えると、外部担当者のサポートは大きな安心感があるといえるでしょう。

リーズナブルな見守り向けトラッカー

GPSトラッカー購入を検討する方にとっては価格も重要な要素。主に見守り用途で必要最小限の機能に絞った低価格帯製品が多数発売されています。GPS以外にも連絡など多用途に使いたいのであれば、コストは増加しますがキッズケータイも選択肢に入るでしょう。逆に大人用ならお手元にスマートフォンがあるなら、スマホアプリで十分という考え方もあります。


トラッキモスリム Trackimo Slim 4G

GPSトラッカーを盗難防止目的で利用する場合に重要になってくるのは設置のしやすさです。トラッキモスリムはこの点、設置場所を選ばない薄型であること、盗難防止目的で有用な光センサー(鞄の開封など)で荷物や車の異変を素早く検知することが可能です。海外旅行などでは強い味方になってくれます。

警備会社系トラッカー

警備会社系トラッカーは見守り用途以外に追加サービスで車両盗難防止向けのオプションもあり、異常が検知された際には監視および仲介をしてもらえるため初動対応に有用です。ただし犯罪状況が大きく進行していて警備会社が介入できない状況もありえるため、任せっきりにはできないという理解が必要です。

トラッキプロ Tracki Pro 4G

トラッキプロはあらゆるGPSトラッカーの中でも最高度の耐久性と圧倒的なバッテリー容量を誇り、犯罪リスクが高いようなハードな環境において長期間最も高い信頼性を発揮する製品といえます。国内外の個人用途で用いるのはもちろん、ビジネスシーンでも活躍し、場所を選ばず利用できる点で汎用性があります。
【選んじゃダメ】スマートタグ

安価で高性能な製品として人気なスマートタグですが、盗難防止(または見守り)用途にはまったく向いていません。スマートタグはGPSではなく付近の自社製品スマートフォンのBluetoothから現在地を割り出すため遠隔地では測位されません。また犯罪者が検知することも可能なため、防犯用途には向いていません。


スマートタグ

スマートタグは本来用途は鍵などの紛失対策に用いられる製品です。想定される状況は自分のスマートフォンのBluetoothで検知できる範囲の(10m程度)自宅内などの行動圏内。紛失しそうなものに取り付けましょう。逆にその目的ならGPSトラッカーは用途としてあまり向いていません。トラッキモシリーズであれば「ビープ音機能」で端末を直接探す方法はあります。なお、スマートタグは海外でも使用可能ですが、海外では利用率が低いタイプのスマートフォンに測位を依存している場合、日本国内ほどの利便性は期待できません。
トラッキモとアプリの主な使い方
トラッキプロ Tracki Pro 4G はトラッキモアプリとPCブラウザ管理ページから管理が可能です。
なお一部の機能はPCブラウザ管理ページからでしか設定できませんのでご注意ください。
アプリをインストールしたらユーザアカウントを作成

トラッキモアプリのインストールが終わったら最初にユーザアカウントを作成します。
「Eメール」か、または「Apple ID」「Googleアカウント」を利用したログイン連携のいずれかを選択して、「氏名」「電話番号」「国籍」「パスワード」を設定し、ユーザアカウントを作成しましょう。
Tracki Pro 4G の情報を登録しよう


トラッキプロ Tracki Pro 4G を利用する前に、GPSトラッカー本体の情報を登録します。
Tracki Pro 4G のIDは本体裏側に記載がありますので、こちらを参照するようにしてください。
Tracki Pro 4G の設定を変えてバッテリーを長持ちさせる

トラッキプロ Tracki Pro 4G の標準設定状態の大容量バッテリー持続時間は約3ヶ月間です。しかし測位間隔や設定によっては大幅に持続時間が変わります。測位の必要性が薄いタイミングでは測位間隔を長くするなどの設定を行うことで電力消費を抑えることができます。
「測位間隔」を変更するには、Tracki Pro 4G の電源を入れ「オンラインモード」ボタンから測位間隔を変更することが可能です。測位間隔が短いほどトラッカーの現在地はリアルタイムの表示に近づきますが、バッテリーは早く消耗します。標準設定は1時間ですが、1分~4時間の間で設定できます。
「停止時節電」はTracki Pro 4G が60分以上移動しないとトラッカーの電力消費が抑えられる「動かないモード」になり、移動を検知することで「オンラインモード」に戻ります。
Tracki Pro 4G の通知設定を変えてみる

他にも「通知」から Tracki Pro 4G の状況をアプリに通知する各種設定ができます。「通知」設定はバッテリー消耗にほぼ影響はありませんが、不要な通知は管理がしづらくなるだけですので、必要に応じて取捨選択して運用することをおすすめします。
なお「通知」ボタンの左のアイコンは、「通知」を「Eメール」に送る機能になっています。
ジオフェンスゾーン

トラッキモアプリとPCブラウザ管理ページでは、地図上に150m四方以上の任意のサイズの四角形の「ジオフェンスゾーン」を設置することができます。端末がゾーンに出入りする様子を「ゾーン・イン」と「ゾーン・アウト」を使ってモニターすることが可能です。
ただしGPSトラッカーは機構的に大きな測位誤差がでることがあります。このため、「ジオフェンスゾーン」を設置する際は、想定されるエリアより大きめの四角形を作成して設置するようにしましょう。そうでないと、測位誤差が大きかったタイミングで「ゾーン・イン」と「ゾーン・アウト」が乱発して状況把握がしづらくなってしまいます。
ポリゴンゾーン
PCブラウザ管理ページでは任意の多角形形状の「ポリゴンゾーン」を作成することができます。端末がゾーンに入ると「ゾーン・イン」通知、出ると「ゾーン・アウト」通知が届く仕組みになっています。「ポリゴンゾーン」も測位誤差の発生を考えて大きめに設定しましょう。なお「ポリゴンゾーン」はサーバ上で処理されるため負荷が低く、端末本体のバッテリーの節電になります。
Wi-Fiゾーン
PCブラウザ管理ページでは任意のWi-Fiスポットの周辺に「Wi-Fiゾーン」を作成することができます。端末がWi-Fi発信デバイスの近くにくると「ゾーン・イン」通知、認識できなくなると「ゾーン・アウト」通知が届く仕組みになっています。なお「Wi-Fiゾーン」は「Wi-Fi」の電波を受信できる環境にないと新規に設置ができませんので注意してください。
道路ゾーン
PCブラウザ管理ページでは任意の地図上ルートに「道路ゾーン」を作成することができます。「道路ゾーン」はGoogleマップ上の任意の2点間地点を結んだ「ゾーン」を設定することができるというものです。指定された「ゾーン」は道路を中心に幅300mの範囲に広がっており、ここに入ると「ゾーン・イン通知」、出ると「ゾーン・アウト通知」が届く仕組みになっています。特定ルートを移動する際の「見守り」に便利です。
捜索する際はできるだけ測位間隔を短めに

GPSトラッカーはリアルタイムな測位が可能なスマートフォンの地図アプリなどとは違い、現在位置を特定する「測位」の間隔が1分以上と、非常に長いのが一般的です。通常時は測位間隔を1~4時間と長めにしてバッテリーの消費を抑えつつ、捜索をする際には測位間隔を最短に設定しましょう。
「正確な位置」設定でピンポイントに追跡
トラッキモシリーズでは「正確な位置」という設定が使えます。これはGPS測位に比べて誤差の大きい基地局測位を行わないモードになります。ただしトラッカーが屋内や物陰、ビルの谷間などにある場合は大きな測位誤差が発生する可能性があります。設定方法は「アカウント」の「モード」から行えます。
「加速度センサー」設定で端末の状況を切り分ける

Tracki Pro 4G は「加速度センサー」という機能も使えます。この機能は端末の「移動開始」を「通知」できるトラッキモならではの仕様にさらに追加されたもので、微速から始まる非常に滑らかな加速を検知するものです。具体的には「電車の加速開始」や「徒歩の移動開始」が想定されています。
「加速度センサー」は「標準~超高感度」までセンサーの設定を変更することができますが、感度を高くすると近くを通り過ぎたトラックの振動まで拾う場合があり、注意が必要です。例えば微振動を検知したとして端末に動きがないようであれば誤報と推定できるなど、状況の切り分けをして利用してみてください。「加速度センサー」はPCブラウザ管理ページの「設定」から変更することができます。
スマートフォンの設定を変更して通知を常時表示に

トラッキプロ Tracki Pro 4G が発信する各種の「通知」は、いずれも絶対見過ごすことができない重要なお知らせになりうるものですが、スマートフォンの「通知」は他のアプリの「通知」に埋もれて見落としがち。そこで「通知」を見逃すことがないよう、スマホ本体の通知設定を変えてみましょう。
なおこちらで紹介している動画はトラッキモスリム Slim 4Gの「光センサー通知」が届いて「通知」される様子です。実際にはこのように通知が届きますので参考にしてください。
なお「通知」はUniversal 4Gを見ている最中には画面に表示されませんので注意してください。
iPhoneの設定

iPhoneの通知設定は次のように変更するのがおすすめです。これでスマホを見ていない間に届いた通知も見逃すことなくチェックすることができます。
まず「設定」から「通知」を選びます。そこから「通知スタイル」のリスト内にある「Trackimo+」を選び、「バナースタイル」を「一時的」から「持続的」に変更します。次に「プレビューを表示」を「ロックされていない時」から「常に」に変更しましょう。
Androidの設定
Androidの通知設定は次のように変更するのがおすすめです。
まず「設定」から「アプリと通知」を選びます。そこから「Trackimo+」を選択し、「通知のカテゴリ」を開きます。そこから「優先」または「ロック通知をONにする(機種によって名称が異なります)」に変更することで、通知が優先的に表示されるようになります。
測位間隔を最短にしよう

トラッキプロ Tracki Pro 4G の端末を捜索する段階になったら、まず「測位間隔」を最短の「1分」に設定しましょう。こうすることで移動する端末を最大限実測に近い現在地が確認できるようになります。
端末に接近したら測位間隔を「オフ」にしよう
Tracki Pro 4G の端末に近づくことができたら、「測位間隔」を「オフ」にしましょう。こうすることで任意のタイミングで手動で端末を捜索することができます。これはもっともバッテリーの消耗を抑えることができるモードでもありますが、手動測位は履歴にログが残らないので後から移動地点を確認できないということに留意してください。
トラッキモよくある質問Q&A
という質問をQ&A形式でまとめました。
A1. GPS衛星が端末の位置を測定しているわけではありません

GPS衛星(本当はGNSS 全球測位衛星システムといいます)は、30秒おきに「衛星の運行情報」と「現在時間情報」の電波を地上の端末に自動発信しています。これをお手元のGPSトラッカーが別々の4基以上の衛星から受信することで三辺測量を行い、現在地を計算で割り出して特定する仕組みです。このため受信できる衛星の数が少なかったり、ビルの影や建物の中、森の中など衛星の電波を受信しにくい環境にいると、測位が不正確になりやすくなります。
トラッキモでは常に日本上空を多角的に捉える日本の準天頂衛星みちびきほか米国(GPS)、中国(北斗)、ロシア(GLONASS)の全地球をカバーするGNSSを利用できるため、国内でも海外でも多数の衛星の電波を利用することができます。
A2. 電波の状況にあわせて複数の方法で測位しているからです

GPSトラッカーは基本的にGPS衛星(GNSS)の情報から現在位置を測位しています。しかし衛星からの電波は直進性は高いものの透過性や回析性(建物などを回り込む特性)が弱く、反射しやすいという特徴があります。このためビルの谷間であったり建物内にいると、GPSトラッカーが外壁などに反射した電波を受信してしまい、本来まっすぐ飛んできたはずの電波と比較して距離が長くズレて計算されてしまうのです(マルチパスといいます)。
これを補足するのが携帯基地局の電波を利用して現在地を測位する基地局測位、そしてWi-FiスポットのSSID情報を拾うWi-Fi測位です。基地局測位は都市部では複数の局を利用できるため測位精度を高めやすいですが、精度はGPS測位(GNSS測位)より劣ります。Wi-Fi測位は電波の届かない地下や建物内で威力を発揮します。GPS測位よりは劣りますが精度はそこそこ高いです。
トラッキモはdocomoとSoftbankの2社の4G回線を利用できるため、1回線のみ対応の製品と比べると広い範囲で利用できるという大きな利点があります。
A3. 誤作動ではありません

実際にトラッキモを使って測位履歴を見てみると、地下鉄や建物の中に入るとWi-Fi測位が記録されていることがわかるかと思います。Wi-Fi測位はほとんどがかなり高い精度で現在地を測位しますが、まれに数km単位で極端に位置がズレる場合があります。
これはWi-Fi測位が次のような方法で測位を行っているためです。
トラッカーはWi-Fiスポットから発信されるSSID情報を受信しています。SSID情報にはWi-Fiの名前とアドレスが記録されています。トラッカーはこのSSIDが地球上のどこに設置されているのかというWebデータベースにアクセスして照合、Wi-Fiの電波強度と組み合わせることで現在地を測位しているのです。
しかしたまにWi-Fiの発信機が物理的に違う場所に移動されたうえにSSIDの位置情報が更新されていない事例や、または同じSSIDを複数のWi-Fiルータで発信しているということがあります。Wi-Fi測位が大幅にズレることがある理由はこのためです。
A4. 利用状況で大きく変わります

GPSトラッカーのバッテリー消費の最も大きな原因は、頻繁な測位です。このため測位の間隔を短くするとバッテリーは早く消耗し、測位の間隔を長く設定することで逆にバッテリーを長持ちさせることも可能です。
トラッキモでは「節電モード」や「スリープモード(Universalのみ)」など普段測位する必要がないタイミングで測位しないよう設定ができ、バッテリーの消耗を防ぐことができます。
A5. 不要です

トラッキモは標準仕様で日本国内ではdocomoとSoftBankの2社の4G回線を利用でき、海外でも世界中195の国と地域の440社の2G~4G回線に対応しています。本体購入後、特に手続きなどを行うことなくそのまま日本国内および海外で利用することができます。
A6. 4G回線が当面の世界標準です

世界的な携帯電話回線の整備は第2世代の2G(GSM)で一気に加速しましたが、第3世代の3Gは日本ほか一部の国以外ではあまり普及しませんでした。このため3Gが浸透する前に主力インフラは第4世代の4G(LTE)に移り変わり、現在世界の携帯電話回線は2Gと4Gに2極化している状況です。第5世代の5Gは設置コストが高い仕様のため、当面の世界標準は4Gといえる状況で、海外使用を特徴とするトラッキモも当面は4G版が最新機種になると考えられます。
A7. 利用可能です

契約更新時期になりましたら、トラッキモの管理画面に利用更新の案内(クレジットカード払い)が表示されますので、そちらから契約更新が可能です。
1年後の利用からは月額更新料660円(税込)または年間更新料7,480円(税込)の利用料が別途必要になります。
A8. もったいないです

スマートフォンの現在地測位はGPSトラッカーと比較すると圧倒的に高い精度が出ているように感じるかと思います。その理由としては、スマートフォンは高性能なチップを利用していること、大型のアンテナを利用できること、測位のズレを補正する様々な技術を利用できること、CPUの処理能力が高いことなどが挙げられます。
スマホはGPSトラッカーと比べると極めて高価な携帯機器だからそれができて当たり前、と言い換えることもできますが、逆にGPSトラッカーは極めて安価ながら目的に合わせて最適化された機能を実装した携帯機器ということもできるでしょう。
例えばいくら高性能といえど「見守り」や「盗難防止」にスマホを用いるのはコストに見合った使用とは言い難いですが、GPSトラッカーであれば必要十分な性能を持っているといえるでしょう。
A9. できます

衛星電波は直進性が高く反射しやすいという特性がありますが、それではトラッキモを鞄の中や乗り物の中に隠して運用する「盗難防止」には利用できないのではと感じるかと思います。
そこで実際にトラッキモ(4機種すべて)をケースにしまって鞄の中に入れた状態で乗用車(クーペタイプ)のトランク内に設置してテストを行った結果、ほぼ正確に測位することを確認しています。
※車の形状によっては結果が異なる可能性がございます
また都市部でテストを行ったところ、トラッキモを手持ちで露出させてもGPS測位にズレが生じることがあり、背の高いビルの近くでは衛星電波の反射の影響が伺えました。逆に郊外に出ると車内でも正確な測位が期待でき、山中の谷間でもほぼ測位にズレは見られませんでした。
JANコード: 850033076295